将来を見すえた矯正治療

きれいに整った歯は、周りに、明るく清潔感のある印象を与えます。将来のお子さまの健康を考え、小児矯正をオススメすることはもちろん、就職活動生やビジネスパーソンなど、周りへの見せ方を強く意識している成人の方にも、矯正のよさをお伝えする機会が多くなっています。
現在の世の中、お仕事もプライベートも世界がつながっている時代です。欧米に限らず世界的に歯並び・噛み合わせは、その人の家庭内の愛情であったり、大切にされて育ったかの指標にもなっているそうです。最初の印象はとても大事です。面接試験も最初に通らなければ次の審査へは進めません。
お手入れが簡単な矯正、目立たない矯正など、さまざまな種類があります。「矯正って目立つからイヤだな」「手入れがめんどうだな」などと先入観を持たず、ぜひ一度ご相談ください。
【小児矯正】
お子さまの成長を考えた治療
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早いうちから始めるメリット
矯正をしているお子さんが多いのは、それだけ、早くから対応するメリットが多いからです。
子どものころは、あごの骨格から治療できるため、歯への負担がより少なく、見た目も整いやすくなります。あごの骨がやわらかく、上あごと下あごの骨格のバランスを調整したり、顎骨の幅を広げることができるのです。
また、噛み合わせを改善することで、永久歯が生えてくる段階で、新しい歯が自然にきれいに並ぶように調整することもできます。
生涯にかかる費用が低く抑えられるという点でも、早期から取り組むことをオススメしています。 -
小児矯正の適切なタイミング
小児矯正治療には、永久歯が生え揃うまでの段階で行う「第1期治療」と、永久歯が生え揃ってから行う「第2期治療」の2段階があります。
第1期治療では、歯の生え変わりとの関係で適切な時期を選ぶことが大切なので、7歳から8歳ころに一度相談に行き、医師に判断してもらうことをオススメします。
永久歯がきれいにならぶスペースがないと、歯はゆがんだ位置に生え、そのまま成長してしまいます。そこで、歯が生えてくる前に、あごの骨格を広げる治療を行うことで、きれいに並んで生えてくるように矯正していくのです。
奥歯の噛み合わせなども、成長期に骨格のゆがみの原因となるので、早めに治療することが大切です。
ただ、歯並びが悪くなる原因は、人によってさまざま。適切な治療開始時期は個人によって変わりますので、一度、健診のつもりで矯正相談にきていただければと思います。
【成人矯正】
清潔感のある
明るい印象を与える
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見た目の印象に大きく影響する歯ならび。最近では「就職活動の面接で、印象をよくしたい」といった学生のニーズや、「外国の方との仕事が増え、歯並びを指摘されることが多くて…」といったビジネスパーソンからの問い合わせも増えています。
歯ならびが良いと、「清潔感がある」「きちんとしている」といった好印象を相手に与え、就職活動や、商談、重要な会食の場など、さまざまな場面で多くのメリットをもたらします。
歯並びや歯の白さは利点しかありません。歯並び・噛み合わせが良くて嫌われるということは例がありません。歯が白くきれいな人が嫌われることはありません。
第一印象はとても大切です。1回目がうまくいかないのに2回目はありません。性格や人柄を知ってもらうには時間がかかります。そこにたどり着く前に判断や評価をされては元も子もありません。
ぜひ自分自身が適正に評価してもらえる準備をしていきましょう、よりよい人生を送るために。 -
噛み合わせが治ると健康面も改善されます
見た目に加え、矯正で「噛み合わせ」をしっかり治療することで、骨格のゆがみが治り、そこからくる不調が取り除かれ、日々を健やかに過ごせるようになります。スポーツのパフォーマンスを上げるという意味でも、「矯正をしたことで、体のバランスがよくなり成績が上がった」という声も多く聞きます。これまで原因不明の体の症状(不眠症や仮性近視など)に悩まされていた人も、実は噛み合わせの悪さが影響しているかもしれません。
成人してから矯正しても遅いだろう…などと思いこまず、一度ご相談にいらしてください。
矯正装置が目立って恥ずかしい、みっともない、見た目が・・・といった話が出ます。「?」です。その、見た目の悪い歯並びや噛み合わせのほうが一生続きます。装置はいつかは外れます。治していることに人は感心をする時代ですが、悪口を言う人はいません。その方が治療を終了し装置を外せば、見違えるほど美しくなるからです。歪んだままにしておくほうが恥ずかしい、と思うのは世間一般的な考えだと思います。チャンスを作ってぜひより良い自分自身になり、より良い人生を歩まれたらいかがでしょうか。
見えにくい矯正装置も
ご用意しています
成人矯正に抵抗感がある人の多くは、「歯に金具がついているのは目立つから」と、見た目を気にしているかと思います。
そこで当院では、目立たない矯正装置を取りそろえ、誰もが安心して矯正に踏み切れるよう後押し。患者さまのご希望を伺ったうえで、その人に一番適したものをオススメしています。
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当院のおすすめする矯正治療(インビザライン)
インビザラインは、歯科医師の治療計画に基づいてカスタムオーダーで製造する、透明なプラスチックのマウスピース状の矯正装置です。
インビザラインについて
この装置を約2週間ごとに定期的に交換し、装着を続けることで無理なく、理想的な歯並びに導いていきます。従来のワイヤーやブラケットなどの固定式装置をまったく使わないため、普通に食事や会話ができ、喋りやすく、痛みがほとんどありません。金属アレルギーの心配もありません。マウスピースを、通院回数に合わせてまとめてお渡しすることができますので、忙しい方にもお勧めです。
詳しくはこちら -
リンガルアーチ(限局的な部分矯正装置)
歯を抜かずに歯列矯正ができる、針金だけでできた単純な歯列矯正装置です。
歯の裏側に装着する装置なので、誰にも気づかれず、ビジネスシーンでも安心。また、凹凸のない金属ワイヤーなので、食べ物や舌のひっかかりが気にならず、口の中のお手入れも簡単なのが特徴です。 -
透明ブラケット
歯の大きさ、形状にあわせて作る矯正装置です。透明なブラケットをつけるため、ほとんど目立ちません。営業や接客業など、人前で話したり、笑顔を見せることが多い方でも安心してつけられます。また、ブラケット部分の変色がほとんどないため、治療終了まで交換する必要がないのも特徴です。
時には抜歯を
しなければならないことも

当院では、できるだけ抜歯をしない治療を心がけています。しかし、あごが小さかったり、歯が大きかったりすると、歯をきれいに揃える十分なスペースが確保できず、矯正が進まないことがあります。そのため、やむなく抜歯という選択肢をご提案することもございます。
抜歯をすることで、歯列にスペースが生まれると、歯がよりスムーズに動きます。結果として、円滑かつ短期間で治療を進めることができ、歯並びがきれいに整っていくのです。もちろん、抜歯のメリット・デメリットについてはきちんとご説明いたします。
患者さまに納得していただいたうえで、治療を進めていきますので、ご不明な点はいつでもご相談いただければと思います。
矯正歯科の治療例
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治療前
前歯がでこぼこして気になるので、歯並びをきれいにしたい。
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治療後
上下全顎の歯列矯正をして、きれいな歯並びになりました。
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治療内容 ワイヤー矯正により動的治療期間2年、保定期間3ヶ月~約1年
費用 660,000円(税込) リスク ワイヤー矯正の場合、歯みがきがしづらいためお手入れに注意が必要です。
そのほかの症例はこちら
矯正治療の流れ
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Step01初期相談・カウンセリング
口の中をチェックし、矯正治療のメリット・デメリットや進め方、費用などについてご説明いたします。お互いに納得のいくまで、しっかり対話をしながら、治療を進めていきます。
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Step02精密検査
詳しい情報を知るため、 診断に必要な歯型、顔や口の中の写真、レントゲン写真、CT、そのほかの診断用資料の検査を行います。
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Step03診断
検査結果をもとにした治療プランを説明いたします。実際に治療を進めるかどうかは、治療内容を確認したうえで、ゆっくり考え、判断していただきます。
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Step04歯みがき練習
歯に矯正装置を装着すると、それ以前とは口腔内の状態が変わります。口内衛生を保つため、歯みがきの練習を行い、みがき残しによってむし歯が発生しないように、丁寧な説明とアドバイスを行っていきます。
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Step05治療開始
治療期間は、治療内容や症例の内容などによって個人差があります。成人の場合は1.5~2.5年。通院ペースは月に1回程度です。
初診から数回目までは、装着に1時間ほどのお時間をいただきます。その後の通院は、30分程度いただき、調節や観察を丁寧に行っていきます。 -
Step06保定
歯並びがきれいになったら、今度はその場所で固定するための装置を入れます。これは自分で取り外しが出来ますので、お食事したり、歯を磨く時などは外せます。
矯正治療の注意点
- 自費治療になるため、保険診療に比べ費用がかかります。
- 矯正器具の装着時に、患者様が食事、会話、見た目などに違和感を覚える場合があります。
- 矯正器具の装着時に、歯が磨きにくくなるので、より入念なブラッシングが必要になります。
- 矯正器具によっては口を動かした際、歯肉が傷つくことがあり、炎症を引き起こす場合があります。
- ご自身で着脱できる矯正器具の場合は、成果を得るために、装着時間を守る必要があります。
- 矯正治療終了後、しっかり保定しないと後戻りをする場合があります。