歯科衛生士・受付
スタッフ募集

面接随時受付中!

×

2014年5月号 No.43 「顎関節症について」

「顎関節症について」

鼓膜の奥で妙な音が聞こえたら・・・
「顎関節症」かもしれません!!

ご飯を食べる時、耳の置くあたりで『ニチャニチャ』って聞こえませんか?
これは顎関節症の典型的な症状です。

・顎が痛い
・口が大きく開けられない
・顎の動かす音が出る
・噛み合わせに違和感がある
・口が完全に閉じられない

これらの症状がどれか1つでもあったら顎関節症を疑いましょう。

かつては歯の不正咬合が原因といわれていましたが、この説ではつじつまが合わないケースが続出しました。
現状では以下の原因が有力だと考えられています。

1 顎や噛み合わせのことが気になって筋肉が緊張し、関節雑音や痛みのために心身症的な症状を合併する
2 顎の関節が何かの拍子に捻挫を起こす。
3 関節円板や顎の骨がすり減って変形し、滑りが悪くなる。
4 顎の関節円板の位置がずれてクッション役を果たさない。

予防として、注意すべき点は次の4つです。

1 無意識に歯を動かす
  気がつくを歯を噛みしめていたり、歯を接触させているのがよくない。意識的に歯を接触させないように心がけて下さい。
2 就寝中に歯を動かす
  歯ぎしりや高い枕も一因です。マウスピースを使ったり、枕も低めのものにして下さい。
3 悪い姿勢
  勉強やOA機器に長時間向かうものもよくありません。休憩を適宜入れて緊張やストレスを解いて下さい。
4 食事方法
  片側だけで噛んだり、スルメなどの硬いものを食べないこと。軟らかいものをゆっくり、両側で噛んで下さい。

顎関節症が進行すると物が食べられないほど痛んだり、口を動かすたびに激痛が走ったりします。
1週間以上、顎関節の異常が続いたら、必ず医師の診断を受けてください。

●次号は「虫歯ができる条件」

バックナンバー